ヒストリカルダンス

ヒストリカルダンスとは

ヒストリカルダンスはワガノワバレエ学校をはじめ、ロシアのバレエ学校で学ばれている必須科目のレッスンです。

日本ではあまり知られていませんが、バレエにおいて非常に役に立ちます。

実は『パキータ』のマズルカは、キャラクターダンスで学ぶ踊り方ではなく、ヒストリカルダンスで学ぶ踊り方で踊る必要があります。

舞台や発表会で即使える貴族の踊り、手のつなぎ方、あらゆるパを見よう見まねではない本物の踊り方で踊れるようになります。

同時に、集団で踊るための空間把握と位置取り能力を育てるため、コールドバレエの練習にもなります。

バレエの舞台では宮廷シーンが数多く入っていますが、貴族の踊りや立ち居振る舞いを学ぶ機会はほぼありません。

日本ではほとんど指導されていない貴重なレッスンです。

『ロミオとジュリエット』のクッションダンスは8年生(最終学年)のヒストリカルダンスで学びますが、貴族の立ち振る舞いや歩き方の基礎は低学年で学び、踊りに活かされていきます。

学べる課題一覧

  • 手のつなぎ方・各種ポールドブラ
  • 各種レヴェランス
  • 4つの歩き方
  • パ・ポルカ
  • パ・バランセ
  • パ・バランセ・メヌエット
  • パ・ワルツ
  • パ・デ・バスク
  • パ・グリッセ
  • パ・シャッセ
  • パ・エレヴェ
  • ポロネーズ
  • パ・ワルツ各種
  • パ・デ・グラース
  • ロシアの踊り各種
  • ベラルーシのポルカ
  • パ・デ・パティネール
  • パ・ゼフィール
  • シャコン
  • シェーン
  • マズルカ 等
あらゆるバレエ作品に入っているワルツには、クラシックバレエレッスンの中では学ばないパが沢山あります。ヒストリカルダンスを習得すれば、本物の踊り方でワルツを踊れるようになります。

受講にあたって

ヒストリカルダンスは10才前後~受講可能です。

ワークショップやセミナーでの指導、お教室出張も行っています。

出張レッスンのご依頼をお考えのお教室様は、「バレエの先生方へ:出張&オンラインレッスンのご案内」で詳細をご確認ください。

ポロネーズの解説。一部紹介
パ・ポルカの解説。一部紹介

何かご質問等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。
いつかレッスンでお会いできるのを楽しみにしています!